最小限の設備でオンデマンド加工対応
レーザー加工機を使ったオンデマンドサービスやイベント出展では「お客様の描いたイラストをすぐに加工データに変換する」という時間との戦いがあります。 従来の方法では、スキャンしてトレースして調整してという一連の作業が必要で、後日お渡しというのが現実的な運用なところも多くあると思います。
Podeaでも自分たちが実際にローカルな地元のイベントに出展してオンデマンドで加工をするという体験をしたところ、ソフト的な面で多くの改善点が見つかったため今回ご紹介するカメラ取り込みベクタデータ変換エクステンションの開発提供を進めることとなりました。
カメラで撮影した画像を(PCの性能によりますが)数秒でベクターデータに変換し、すぐにレーザー加工できる状態にするツールです。特にイベント会場などの限られた時間と空間での作業効率を飛躍的に向上させます。
最終的な使用イメージは下記のように、お客さんに描いてもらった絵をUSBカメラで撮影します。
PodeaAppにバンドルされている InkScapeV1.4のメニューから直接利用できるようになっています。
エクステンション>Podea>カメラ簡易ベクタ読込をクリックします(ショートカットも可)
数秒待つとベクター形式でデータが取り込まれます。
最大の特徴は事前にセットアップをしておくことでレーザー加工機に適したベクターデータに即座に変換してくれます。この数秒間の間に下記の作業が自動で行われています。