まず以下の記事を紹介。
https://news.yahoo.co.jp/articles/687832faae057c460d1138ef5d82aefb801bac28
警察庁は、日本人向けに運営されている海外のオンラインカジノサイトについて、初の実態調査に乗り出す。若者の間に急速に広がり、借金苦で特殊詐欺などの「闇バイト」に加担するケースもみられることから、実態把握の必要性が指摘されていた。調査結果を関係省庁と共有し、違法サイトへのアクセスの規制検討や依存症対策などにつなげたい考えだ。
オンラインカジノと闇バイトを同列に扱いながらオンラインカジノは悪だと結論づける。この手法は日本のマスコミの得意分野なのだが、記事の書き手の知性を疑ってしまう。闇バイトをしている人の全てがオンラインカジノの経験者であるという統計でもあればまだわかるのだが連関するエビデンスも全く示されていない。バカロジック記事。
スマートフォンが普及し始めたときに、「スマートフォンでの犯罪が増えている。スマートフォンはとても危険なデバイスだ」のような切り口の記事があった。スマートフォンがなくなれば犯罪が減るとでも言いたそうであったが、そんなわけはないだろう。
子供の頃、車がなくなれば交通事故がなくなると真剣に語っていた教師もいた。救急車も無くなるけど大丈夫か?と思った。包丁がなければ包丁を使った殺人事件も無くなるだろう 笑。しかし、別の方法で殺人をするのではないだろうか?
オンラインカジノがなくなったら闇バイトがなくなる・・・訳ないだろう。
国内では競馬などの公営ギャンブル以外の賭博は禁じられており、海外のサイトに国内から接続して賭ければ違法になる。だが、「海外で合法的に運営されており、違法性はない」といった誤解が広まっている。
公営ギャンブルにハマる人は闇バイトに手を染めないのか?なぜ、オンラインカジノだけ特殊犯罪の温床になるのか?公営だろうがオンラインだろうが、ギャンブル依存症になる人はいるのでは?
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」(東京)によると、同会への相談に占めるオンラインカジノの割合は19年の4・3%から、23年は20・3%になった。のめり込んだ20~30歳代の若者が多額の借金を抱え、特殊詐欺の被害金の「受け子」や口座売買などの闇バイトに手を染めるケースも目立つという。
以下にもオンラインカジノが特殊詐欺の温床だと言いたそうだが、公営ギャンブルはどうなんだ?因みに、この「ギャンブル依存症問題を考える会」はオンラインカジノを特別に取り締まる積極的な法案を求めている。いや、ギャンブル全てを取り締まらないと根本解決できないのではないのか。ちなみに僕は、オンラインカジノは積極的に合法化するべきだと考えるし、そうなればギャンブル依存症も減っていくと考えている。
ギャンブルは人類の歴史を振り返っても絶対に無くならないので、法整備を進めて依存症にならないようなサステナビリティを重視した業界に変貌させるべきだと考えている。完全に違法扱いにしてしまうと、闇カジノが流行り、暴力団の資金源になるだけである。そんなこと、少し考えればわかるだろうに。AVを取り締まって地下化している実態を見ればどうなるか予想がつく。
矛盾したことを言うようだが、僕はオンラインカジノユーザは闇バイトや特殊詐欺に加担する比率は高いと思っている。お金欲しさにオンラインカジノをやっているし、闇バイトもやっている人々がどちらも経験することがあるかもしれない。だからといってオンラインカジノが闇バイトの原因だと断定できない。なぜ、大手メディアがこのような混同させる記事を書くのだろう。 誰かにこのようなバカロジック記事を書かされているのであれば合点がいくのだが。