はじめに

この資料は、Tero の 公式ドキュメントを抄訳したものです。これから学習する方達の助けになれば幸いです。

Rust から利用するのでなく、コマンドラインからtera-cli を使って利用するため、テンプレートファイルについて参照したいのであれば、Teraのテンプレートのセクションから読み始めてください。

tera-cli や Rust の開発環境については次の資料も参考にしてください。

テンプレートエンジンCLIツール tera-cli の紹介

Rust開発環境を整える

Rustでの利用方法

RustのプロジェクトでTeraを使うには、Cargo toml にTeraを追加するだけです。

tera = "1"

デフォルトでは、Teraには truncate, date, filesizeformat, slugify, urlencode, urlencode_strictフィルターやnow関数に必要な依存関係が追加されています。

Cargo.toml で以下のように設定することで、これらを無効化することができます。

tera = { version = "1", default-features = false }

また、Rust 2018版以降を使用していない場合は、lib.rsmain.rs に以下を追加してください。

extern crate tera;

Teraがエクスポートする全ての機能は、APIドキュメントで確認できます。

使用方法 Teraの主な利用方法は、与えられたグロブにあるすべてのテンプレートをロードしてパースすることです。

以下のディレクトリを例にとって説明します。

templates/
  hello.html
  index.html
  products/
    product.html
    price.html

Rustファイルが templates ディレクトリと同じ階層にあると仮定すると、その方法でTeraインスタンスを取得することができます。