約半年ぶりの後方互換性のない新バージョンです(2021-8-16 → 2022-02-22)。日付的に覚えやすいバージョンですね。データベースの検索用のプロパティ名とオブジェクトのプロパティ名を揃えたところが大きいです。かなり分かりやすくなりました。
<aside> 💡 我々は互換性のない変更のみをバージョン分けしているため、一般的にはアップグレードしなくても新機能にはアクセスすることが可能です。リクエストごとにバージョンヘッダを付け替えできるので、段階的にアップグレードして、最新版に到達することができます。
</aside>
我々は以下のような後方互換性のない変更を加えた Notion-Version 2022-02-22 をリリースします。
text は rich_textに名称変更されました。これはデータベースのプロパティタイプと一致させるためです。phone_number と rich_text プロパティによってフィルタリングされる際、phone と text はサポートされなくなりました。代わりに、phone_number と rich_text を使ってください。rollup クエリデータベースフィルタは text キーワードを受け入れなくなりました。代わりに rich_text を使ってください。formula クエリデータベースは text キーワードを受け入れなくなりました。代わりに string を使ってください。property_item オブジェクトは type, next_url, と idを返すようになりました。text プロパティは rich_text に変更されました。データベースプロパティタイプとの一貫性を保つために、 text プロパティは rich_text に変更しました。これは以下、ブロックタイプに影響します。→ paragraph, heading_1, heading_2, heading_3, callout, quote, bulleted_list_item, numbered_list_item, to_do ,toggle, code ,template.
これは以前の text プロパティです。
{
"type": "paragraph",
//...other keys excluded
"paragraph": {
"text": [{
"type": "text",
"text": {
"content": "Lacinato kale",
"link": null
}
}]
}
}
これは更新された rich_text プロパティです。
{
"type": "paragraph",
//...other keys excluded
"paragraph": {
"rich_text": [{
"type": "text",
"text": {
"content": "Lacinato kale",
"link": null
}
}]
}
}
phone and text no longer supportedVersion 2022-02-22 では、クエリデータベースエンドポイントでの、phone と text プロパティフィルタをサポートしなくなりました。データベースのプロパティタイプとの一貫性を保つために、代わりに phone_number と rich_text プロパティを使用します。
より具体的に、このデータベースクエリは検証エラーを投げるようになります。
{
"filter": {
"and": [
{
"property": "Phone number",
"phone": {
"equals": "1112223333"
}
}
]
}
}
このデータベースクエリは成功します。