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目次

相関と因果関係の違いを理解する:具体例で学ぶ

私たちの日常生活や、ニュース、研究報告などで頻繁に耳にする「相関」と「因果関係」。これらの概念は似ているようで大きく異なり、混同すると誤った結論を導き出してしまう可能性があります。本記事では、相関と因果関係の違いを具体例を交えて解説し、正しい理解を深めていきます。

相関とは

相関とは、2つ以上の変数間に何らかの関連性がある状態を指します。つまり、一方の変数が変化すると、他方の変数も同じように(または逆方向に)変化する傾向があることを示します。

グラフに描いてみるとわかりやすいです。横軸と縦軸を設定し、プロットしていく。相関がある場合には、データポイントが曲線上に分布します。

具体例:アイスクリームの売上と熱中症患者数

夏季には、アイスクリームの売上が増加すると同時に、熱中症患者数も増加する傾向があります。これは相関関係の良い例です。両者には明確な関連性がありますが、一方が他方の直接の原因とは限りません。

因果関係とは

因果関係とは、一方の事象(原因)が他方の事象(結果)を直接的に引き起こす関係を指します。つまり、AがBの原因であり、BがAの結果であるという明確な関係性が存在します。

具体例:喫煙と肺がん