東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2018年より中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施しています。この度、第2回となる「TCAA 2020-2022」受賞者の藤井光と山城知佳子による、受賞記念展を東京都現代美術館にて開催します。
藤井は、国内外の歴史的事象について実証的に検証しつつ、常に現在の視点を持ち込むことで同時代の社会課題に対する応答を試みてきました。本展では、戦後の、絵画をめぐる議論をアメリカ占領軍が残した公文書から考察する新作を発表します。 山城は、これまで出身地の沖縄を主題に制作してきました。制作過程で、次作のビジョンが見えるという山城は、沖縄でのリサーチを軸にした新作と、それに繋がる過去作品を展示します。
出展作家:藤井 光、山城知佳子※ 詳細はTCAAウェブサイトをご覧ください。

藤井 光《解剖学教室》「もつれるものたち」展示風景、東京都現代美術館、2020

藤井 光《核と物》2019 写真:椎木静寧

山城知佳子《肉屋の女》2012 年版、3チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション ⓒ Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

山城知佳子《チンビン・ウェスタン 家族の表象》2019、シングル・チャンネル・ヴィデオ&サウンド・インスタレーション ⓒ Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
2022年3月19日(土)-6月19日(日) 月曜日(3月21日は開館)、3月22日 無料 東京都現代美術館 企画展示室 3F 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーアーツアンドスペース・東京都現代美術館
※開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。