〜折り鶴を通じてヒロシマの心に触れる〜

三國屋に来るゲストの多くは、厳島神社だけでなく原爆ドームも訪れています。しかし、ほとんどのゲストは、広島にある二つの世界遺産を慌ただしく巡るだけで、平和について考えを深める時間がないのが現状です。私は、ぜひ三國屋での折り鶴体験を通して平和について深く考え、アウトプットする時間を作っていただきたいと願っています。

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三國屋はゲストハウスですが、そこには世界中からのゲストはもちろん、学生や地域住民、外国人スタッフなど、多様な人々が集まる場所です。みんなで折り鶴を作る時間を通じて、私や世界中から三國屋に集まったスタッフ、地域住民、様々な国や地域から来たゲストらが対話をしながら、様々な価値観を知ることで平和について考えを深める時間にしたいと思っています。

以前から、私は旅をすることが平和につながると信じていました。

少し前になりますが、あるゲストハウスオーナーの友人と話をしていたときに、彼は私が普段ぼんやりと感じていたことと全く同じことを口にして、とても印象的でした。

「旅をする人が増えれば平和に近づいていくと思う。その意味で、自分は平和を創る仕事をしているよ」

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私は数年前にスペインを一人旅しました。 そこでの素晴らしい出会いをして、スペインが大好きになりました。 それ以来、スペインに関するニュースを見ると、そこで出会った人々のことが頭に浮かぶようになりました。

それは三國屋でゲストやスタッフを受け入れるときにも当てはまります。 例えば、今日までFaitheさんというスタッフが三國屋を手伝ってくれました。

一緒に買い物に出かけたり、食事を食べたり、色んなことを話したり…。私にとって、これまでの人生で一番長い時間を共に過ごしたニュージーランド人です(なんと4ヶ月以上も手伝ってくれました)。 これから先、ニュージーランドで何か事件や災害が起きると、私は必ず彼女のことを思い出し、安否を気にすることでしょう。 もし国同士で揉め事があっても、彼女のことを思い出し、私がニュージーランドのことを嫌いになることはないですし、揉め事を穏便に解決するために精一杯のことをするでしょう。

それはこれまで三國屋に泊まってくれたゲストについても同様で、その国の人と直接話したことで、これまで漠然としたイメージしかなかった国々が、色鮮やかなイメージを伴うものになりました。

旅を通じて、その土地を知り、対話を通して異なる文化や考えに触れることが、平和への一歩になると私は信じています。

私は被爆3世で、これまでの人生の全てを広島で過ごしてきました。数年前までは趣味で平和公園のガイドもしていました。すでに平和公園を訪れた方や、これから訪れる方にも、新しい視点を提供できると思います。

みんなで折った折り鶴は、宮島の仲間と共に、平和への想いを適切に届けます。タイミングが合えば、宮島と平和公園を結ぶ「世界遺産航路」に乗って、現地で折り鶴を奉納し、私がガイドをすることも考えています。

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