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染まるよ.pdf

夕方。 河原の土手か、公園の階段など。タバコを吸っても咎められないところ。 一人の大学生らしき男の子(染井)が、タバコを吸って黄昏ている。 同級生らしき男の子(武田)が、隣に座って染井のポケットからタバコを取り出して火をつける。染井は無抵抗。武田はタバコの箱を染井のポケットに戻す。ライターは自分のポケットへ。 武田 「どうしたん?元気ないけど。」←非日常モードに入った感欲しい。 染井 「・・・そう?」 武田 「ネフェルピトーと闘った後のゴンくらい元気ないじゃん。」 染井 「・・・瀕死じゃん。」 武田 「なんかムカついてる?」 染井 「・・・。」 武田 「知らんけど、お前って良いやつだからさ、ムカつくこととか抱え込まないで、たまにはガツンと言わなきゃ相手もわかんないぞ。」←武田のキャラ 染井 「・・・そうだね。」 武田 「で、誰にムカついてんのよ。」 染井 「・・・お前だよ。」 武田 「・・・。」 染井、携帯灰皿にタバコをしまって、携帯灰皿とタバコの箱を武田に渡して立ち去る。 武田 「いや、サプライズの告白のパターン!」 染井 「・・・。」 武田 「好きな子の相談に乗ってると思ってたら、自分のこと好きだったみたいな!」 染井 「・・・。」 武田 「なあ!」 染井 「・・・。」 武田 「なああ!」

終 元気ないの例えは改変余地あり。 二人とも大学3年生くらい。武田がボケで染井がツッコミみたいな関係。ツッコミと言っても添える系のツッコミ。ナイツ土屋とか博多華丸・大吉、南キャンの山ちゃんみたいな。 武田はそのツッコミがとても好き。わかりにくいボケとかも的確にツッコんでくれるから好き。 染井も武田のこと嫌いじゃないし、漫才みたいな掛け合いをしている時間はとても楽しく思っている。けど、無粋というか無神経なところが本当に無理。残念だけど。就活も始まってストレスは溜まっていく一方なので、ほんとごめんけど、さよならです。楽しい時間はあったのよって言うことは最後のシーンで伝えたいというか、染井の複雑な心情は描きたいところ。ただ、武田が悪い奴にも映ってほしくないし、染井がただ酷い奴にも映ってほしくない。なんか、出会う時期が悪かったね、みたいなカップルみたいに映ってほしい。